2003年3月、「東アジアの古代文化を考える会(以下東アジアの会)」幹事の藤盛紀明が、東アジアの会の幹事会に分科会として「考古学を科学する会(以下会)」を立ち上げることを提案し承認された。以後中辻輝紀と共同して会を運営し、中辻の運営業務を支援するために米丸啓介が初期から参加した。
中心テーマは「古代鉄」「放射線炭素年代測定(C14年代測定)」「年輪年代法」「古代尺度」「DNA分析」など。初期のメンバーに製鉄会社の研究所長や鉄の販売担当者が複数名参画していたので初期のテーマは鉄関連が多かった。その後科学的年代測定法や古代尺度、更にはDNAが中心議題となった。更には歴史分析手法や幅広い科学的考察、科学論一般などテーマは広い範囲に拡大してきた。
会のテーマ企画は藤盛を中心として選定し、東アジアの会の会報記事、会場設定、会の案内、会終了後の懇親会などは中辻が担当し、米丸が補佐してきた。
2014年8月、会のメンバーである小田秀徳が会のHP作成を提案し、藤盛、中辻と協議してHPを開催することを決定し、運営を担当することとなった。
2020年4月、新型コロナウイルス肺炎流行に際し、予定していた第84回会合以降を、新型コロナウイルス肺炎が沈静化するまで延期することを決定。
コロナ沈静化後の2023年12月からは事務局長を鈴木浩史、中辻輝紀を連絡担当として運営を行っている。
当会は、2~3ヶ月に一度、きゅりあん(品川区立総合区民会館)にて開催している。講師は主として会のメンバーの中から選定し、講演をお願いしている。
会のメンバー登録者は約60名(平成26年8月現在)で、会合には毎回20名程度出席している。入会金は必要ないが、各会合ごとに会費を会場費・資料代として1000円徴収している。
会合の後に、当日の講師を囲んでの懇親会を実施している。参加は自由で、費用は実費精算(2000円~3000円程度)している。